評価勘定を、使われている理由と減価償却累計額と貸倒引当金の実例を知れば理解し易いです

評価勘定とは、

資産・負債・資本のいずれかの主要勘定科目に属する勘定科目を適切な金額で評価するために使われる以下のような勘定科目のことです。

  • 減価償却累計額
  • 貸倒引当金
  • 割引手形
  • 裏書手形
  • 自己株式
  • 引出金

 

資産に属する勘定科目の評価勘定は貸方に記載し負債資本属する勘定科目の評価勘定は借方に記載します。

  • 減価償却累計額:固定資産の評価勘定
  • 貸倒引当金:受取手形、売掛金の評価勘定
  • 割引手形:受取手形の評価勘定
  • 裏書手形:受取手形の評価勘定
  • 自己株式株主資本の評価勘定
  • 引出金株主資本>資本金の評価勘定

 

※負債に属する勘定科目の評価勘定は、検索しても出てきませんでした。

 

とりあえず、「そもそも評価勘定って何?」と疑問に思っていると思うのでこのことを解説します。

以下の理由が分かれば理解できます。

使われている理由

2つの理由で使われていることを知ると理解できるようになります。

 

1つ目の理由は、とある勘定科目の加減が確実ではない時に直接その勘定から

加減してしまうと、その後に加減がなくなってしまったら、

正しい数字に戻さないといけなくなる、それ以前に確実じゃないのに

直接その勘定科目から加減するってことは何も知らない第三者からしたら

「これ決算書は確実だ。」という前提で解釈してしまいます。

 

なので間接的な別の勘定科目を使えば、確実性のない加減を直接その勘定から加減しなくても済む、

そして“評価勘定”という名前の由来は2つ目の理由から来ていて、1つ目の理由は名前に反映はされていませんが、

「評価勘定は確実性のない加減を表している。」と、確定することで確実性を出しています。

 

まとめると、1つ目の理由は「評価勘定は確実性のない加減を表している。」ということに確実性を持たせて、

第三者からの決算書の誤解を防ぐためです。

 

2つ目の理由は、決算書に表示されている勘定科目の帳簿価格から直接増減しないことで、

「元の価額からどれくらい増減されているのか?を知りたい」つまり「帳簿価額から控除すべき額を評価したい。」からです。

評価勘定の例を使ってさらなる理解を。

今までこのブログで取り上げたことがある勘定科目を例にしてみます。

資産に属する勘定科目の評価勘定

減価償却累計額

そもそも、減価償却費について理解しないと意味がわからないと思うので

そう思った方は先にこちらを読んで下さい。

複雑すぎる減価償却費を解り易く解説!(他の記事を読む必要なし。)

 

減価償却累計額は、2つ目の理由で使われています。

 

借方 車両運搬具 1,000,000円 / 貸方 現金 1,000,000円

耐用年数6年

 

間接法で減価償却する。

 

1年目

借方 減価償却費 167,000円 / 貸方 減価償却累計額 167,000円

期末残高 車両運搬具1,000,000円 減価償却累計額 △167,000円

 

つまり減価償却累計額が評価勘定であって、

貸方にあると車両運搬具を間接的に減価償却しています。

 

貸倒引当金

貸倒引当金は、1つ目の理由で使われています。

ここから先は、貸倒引当金の個別記事に移ります!

貸倒引当金に関連する勘定科目や専門用語をまとめて解説!

資本属する勘定科目の評価勘定

記事化次第、更新します。

負債属する勘定科目の評価勘定

記事化次第、更新します。

次にこれを読んで!

取引とは?実は色々な種類がある!(資本取引だけ個別記事)

簿記の全体の流れを把握すると勘違いが起こりません

 

なぜ記事を読ませるかと言えば、評価勘定・評価勘定に関連した勘定科目の中に

期中取引」と「決算取引」が混同していて、混同していることを把握していないと

決算取引に該当する仕訳する勘定科目なのに期中取引として仕訳をしてしまったり

逆もあるからです。

 

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