確定申告時に、
fa-check収支内訳書
fa-check確定申告書B
を使う申告方法です。
白色申告時は単式簿記という記帳法で行います。
単式簿記は以下の記事をお読みください。
白色申告書(収支内訳書)は、国税庁の以下のページにあります。
収支内訳書とは
とある年の1月1日~12月31日の間での売上や仕入原価、またその他の経費などの合計がどのくらいであり、
最終的な利益がいくらになるのかを記載するためのものです。
収支内訳書は1年間での収益と費用、つまり“損益”、つまり1年間の経営成績を表すものであるので、
つまり、青色申告の「損益計算書」も同じです。
左下の確定申告書Bの第一表の「所得金額(事業>営業等)」は、
右下の収支内訳書の「所得金額」から来ています。
つまり、確定申告書Bは収支内訳書がないと完成しないということですね。
また、収支内訳書より複雑だけど控除が10万円~最大65万円が認められるのが
青色申告決算書です。
収支内訳書を提出する義務のある方は以下のすべての項目に該当する方です。
- 事業所得、不動産所得、山林所得のいずれかがある方
- 青色申告者でない方
- 確定申告書の提出を行なう方
国税庁から自作できるので、数字を適当に入力して説明用で作ってみました。
左が確定申告書B、右が収支内訳書です。
左右とも、1番上の事業収入は「13,099,196」なので同じです。
そして、左の所得金額>事業>営業等 の額、これはつまり事業所得額ですが「1,758,359」
右の所得金額(事業所得)も「1,758,359」になっています。
確定申告書の収入金額「13,099,196」→所得額「1,758,359」になったことを、
収支内訳書の存在を知らなければ
となってしまいます。
収支内訳書の各項目を見ると「経費」という単語が書いてあるので、
つまり、収支内訳書は収入から差し引かれる金額(必要経費とも言える)の計算書ということです。
この説明で収支内訳書の使い方がよりわかったかと思います。
つまり、確定申告書B(Aはしたことないです笑)の所得金額欄に記入する為にも
収支内訳書(もしくは青色申告決算書)で計算しないといけないということですね。
少し計算してみましょう・・・
右の収支内訳書に書かれている経費は、
外注工賃「10,682,043」
その他経費として、雑費「658,794」
この経費合計「10,682,043+658,794」を事業収入「13,099,196」から差し引くと
所得金額「1,758,359」になるということです。
計算が合いますね。
確定申告書は馴染みありますが(ないか笑)、収支内訳書は馴染みがないかと思いますので
収支内訳書の国税庁のサイトに上げられたURLを再度載せておきます。
白色申告書とは、収支内訳書の別名
白色申告書とは、公式の正式名称である「収支内訳書」の俗称で
公式の青色申告書に対する書類で、色で区別して読んだ方が分かり易いので「白色申告書」と呼ばれるようになりました。
青色申告決算書については、以下の記事をどうぞ。
白色申告の流れ
図の通りですが、この流れの図はかなり大事なので覚えておいて下さい。
そして、こちらもプレゼントします。→白色申告法定帳簿
収支内訳書のデメリット
先程、
❝収支内訳書は1年間での収益と費用、つまり“損益”、つまり1年間の経営成績を表すものであるので、
つまり、青色申告の「損益計算書」も同じです。❞
と言いましたが、青色申告には「損益計算書」の他に「貸借対照表」があります。
この「貸借対照表」は、白色申告にはないということになるのですが
貸借対照表は決算日における財政状態(資産、負債、純資産)を表しているので、
白色申告では財政状態を把握できないということが最大のデメリットです。
青色申告は10万円〜65万円までの控除が受けられるのに対して、
白色申告は0円ということがデメリットでもありますが、
貸借対照表がないことによって財政状態が把握できないことのデメリットと比べると
控除が0円なんて微々たるデメリットです。
僕の貸借対照表についてのツイートを読めばそのデメリットがどれくらい大きいかを知れるでしょう。
白色申告で日々の記帳と確定申告は「クラウド会計ソフト×税理士」にするべし
上の青色申告の記事の最後にも書いている事ですが、
青色申告は白色申告に比べて難しいことから、会計ソフトや税理士に頼らず
自分で税金の勉強した方が良いと思ってやってみた結果、
僕の結論は「青色申告でさえも、クラウド会計ソフト×税理士が時間的にも金銭的にもコスパが最強」
と出たので、白色申告で良いやと思っている内=売り上げが年間1000万円に全然届かないことがほとんど=税金の勉強している場合ではなくて、売り上げを作れ!
だと思うので、白色申告の間は税金の勉強を一切せずに、税理士にも頼まずにクラウド会計ソフトだけが理想です。
以下の文章は、青色申告の僕の記事からの引用ですが
また、税金のプロである税理士でさえも、
「税務の代行・相談をしたい!」と思っている、個人事業主~中小企業などの見込み顧客を
集客し、税務代理・税務書類の作成・税務相談を彼らに売らなければ税理士は税金で飯を食っていけないので、
起業家こそ、税金のことは起業家自身はノータッチが好ましい、理想は税金はクラウド会計ソフト×税理士で
9割5分丸投げで、残り5分は少し税金に意識を・・・。だと思います。
なので、以下の代表的なクラウド会計ソフトの中から一つ選んで使って下さい。
free
以上、白色申告についてでした。