※資本取引は、個人事業主で行うことがなく法人が行う取引です。
読んでいるあなたが個人事業主の場合は、あくまでも資本取引の知識が増えるということを念頭にお読み下さい。
先に、取引には色々あるのでこちらから読んで下さい。
取引とは?実は色々な種類がある!(資本取引だけ個別記事)
まずは、図を作ったのでこれを見た方が分かり易いですね。
資本取引とは、企業会計においては
資本を直接変動させるような取引のことで、以下の2つがあります。
- 法人の「資本金等の額」の増加または減少を生ずる取引
- 法人が行う利益または剰余金の分配および残余財産の分配をいいます(法人税法22条5項)。
2.の“利益”が、「これ、損益では?」と勘違いしますが、2.の利益は、損益計算書に載っている“収益”のことではないです。
資本剰余金と利益剰余金の区分を要請しています。
資本取引の具体例としては
株式の発行・増資・減資・社債の発行および償還・借入金の借入および返済などを挙げることができ、株主との取引によって資本が増加したとしても、この増加分を株主に分配することは原則的に禁じられている。
株式発行などによる増資や剰余金の配当など、資本を直接増減させる取引のことです